【第5回】日本ワインとスパイスのマリアージュを楽しむワークショップ
第5回となる"スパイスつまみの会"が開かれました。鎌倉市極楽寺にあるスパイス商アナン邸のバラッツさんが、スパイスを駆使した"つまみ"の作り方を教えてくれるワークショップです。完成したスパイスつまみに、当店から数種類の日本ワインをご提供し、皆で飲み食いしながら、どのスパイスつまみとどのワインが合うかを議論するという、楽しいワークショップ。今回はどんなスパイスつまみとどのワインがぴったり合ったのでしょうか?
基本に立ち返った(?)第5回
ここのところ、ちくわが出たりジビエ祭りだったり、テーマ性を持った会が多かったスパイスつまみの会。今回は、肉、魚、野菜、スパイスの種類などがまんべんなく揃い、カレーも多いメニューのラインナップ。
アナン邸のバラッツさんと一緒に、料理教室のように皆でスパイスつまみを作っていきます。台所には、スパイスを炒める良い香りが充満。出来あがったスパイスつまみを、各自お皿に取り分ける時、参加者の皆さんが本当に良い表情をしていらっしゃって、見ていてこちらも幸せな気分になります。
この日作ったのはこちらの7品👇
・茄子とピーマンのスパイシーポークカレー
・カツオのスパイスカレー
・フレッシュトマトカレー
・スパイシーフライドチキン
・パッチプルス(冷製ラッサム)
・れんこんのサブジ
・人参のアチャール
持参した5本のワインはこちら👇
(写真右から)
・海の幸に合わせるワイン白(ナイアガラ、デラウェア/山梨県)
シャトージュン
・SALZBERG(甲州/山梨県)
塩山洋酒
・夏「Individual」(シャルドネ/長野県)
いにしぇの里葡萄酒
・ブラッククイーン(長野県)
はすみファーム
・晃葉(メルロー、カベルネソーヴィニヨン、カベルネフラン/長野県)
グラン・ミュール
甲州の白ワインはスパイス料理に合うか?
回を重ねること5回となるスパイスつまみの会ですが、意外と日本固有品種の甲州の白ワインは提供したことが無かった!と気が付き、今回は当店のスタメン選手である甲州ワインを持参しました。
甲州の白ワインと合ったスパイスつまみは下記の2品。
この2つの料理に共通する「タマリンド」は、杏や干し柿のような味がする甘酸っぱいフルーツのこと。この甘酸っぱさが、甲州品種が持つ柑橘系の成分と合ったのかな?と思いました。タマリンドと甲州の組み合わせは今後ももう少し実験してみたいです。
どのスパイスつまみとどのワインが合うか、皆で真剣に議論するのがこの会の楽しいところ。回を重ねるごとに学びが深まっていきます。
どんなスパイスつまみも合う、ポークカレー
今回、ワインとの相性が万能だったのはポークカレー。
カルダモンという爽やかなスパイスが入っているから白ワインも合う、お肉やローストしたスパイスの香ばしさが赤ワインにも合う、万能スパイスつまみでした。
発表会を開催!
この日の夜は、鎌倉駅近くの「まちの社員食堂」でスパイスつまみの会の発表会を開催。
スパイスつまみは、インドの東西南北の地方別に、おつまみプレートが4種類。これまで学んだ事を総結集して、それぞれに合うワインを当店から提供しました。
今後も月1回開催されるスパイスつまみの会。2024年1月頃にまた発表会を開催予定です!更に学びを深め、素敵な発表会を出来るよう、今後も楽しみながら勉強していきます。
スパイスつまみの会は、月1回の開催です。興味のある方は、アナン邸のInstagramをフォローしてみてください!
アナン邸Instagram @anan_spice
*過去開催のブログはこちら