【イベントレポート】タケダワイナリー試飲会
2024年7月12日、「つくり手と、話そう!飲もう!楽しもう!vol.3」と題して、山形県よりタケダワイナリー専務の岸平さんにお越しいただく会を開催しました。
10種+限定ワイン4種の豪華飲み比べ!
定番デイリーワインから人気のサンスフル、特別に良い年にのみ作られるシャトー・タケダまで、幅広いラインナップを展開されている超老舗タケダワイナリーさん。せっかくなので出来るだけたくさんの種類を飲んでもらいたい、と岸平さんに相談させていただき、全14種類の豪華飲み比べが実現しました。
*当日は山形風だしを使った特製プレートのつまみをご用意しました♪
岸平さんによると、一度にこんなに多くの種類のタケダワイナリーが飲めるイベントは過去にもほぼないそう。
当店としても試飲会形式の開催は初の試みで、私たち自身、本当に楽しみにしていました。ほぼフルラインナップと言っても良い14種のワインを、一つひとつ岸平さんのお話を聞きながら味わえるというこれ以上ない贅沢な時間♪
実際に、参加された皆さんからは「飲まず嫌いしていた品種だけど、飲んでみたら意外とこのワインが一番好みだった!」など、驚きや発見が多く、タケダワイナリーの魅力をたっぷりと味わうことができました。
裏企画「人気投票」の結果は…
そして実は今回のイベントには裏企画がありました。
それは、参加者のみなさんに”一番お気に入りのタケダワイナリーのワイン”を投票してもらい、一番人気になったワインを当店で今後お取り扱いさせていただく!というもの🎊
皆さん真剣な面持ちで一票を投じてくださいました!
晴れて1位になったワインは…
「タケダワイナリー ブラン・ド・ノワール 樽熟成(白・辛口)」でした!!
(ちなみに、2位は「KAMIOGINOTO843-5」という、名前のエピソードが印象的だった赤ワインでした)
当店では、つくり手と飲み手が一緒においしさや感動を共有する時間をお届けしたい、という思いから「つくり手と、話そう!飲もう!楽しもう!」イベントをほぼ毎月開催しています。
今回も、岸平さんから直接じっくりお話を伺い、充実した時間を過ごすことができました。一つひとつのワインができるまでのドラマをお聞きする中で特に印象的だったお話として、「サンスフル」シリーズのエピソードがあります。
「サンスフル 白」は、フランス語で「亜硫酸無し」という意味の商品名で、酸化防止剤を使用せず濾過も行わない、ぶどうのいきいきとした味わいが特長のペティアンです。
また、このワインは、日本で初めて「アンセストラル法」という、発酵中のワインを瓶詰めし瓶の中で発酵を継続させる方法で作られた発泡ワインとして知られています。
醸造家は仕込み中、発酵途中のワインを毎日テイスティングするそうですが、発酵途中でもシュワシュワして、ブドウがいきいきして美味しい!この美味しさを商品として届けられないか、そう考えていた時に、フランスの「アンセストラル法」という製法があることを知り商品開発に着手したそうです。
当初はこの製法の技術面の難しさに加えて、日本では発酵途中のものを瓶詰することは合法ではない、という法律的な制約もありました。タケダワイナリーの、たくさんの工夫や、根気強い国との交渉の結果、2007年に「サンスフル 白」をリリースすることができたということを伺いました。
日本のワインづくりを牽引する技術力と情熱から生まれたワイン。私たち日本ワイン店じゃんとしても、より一生懸命にこれらの素敵なワインを飲み手の皆さんにおすすめしていきたいな、と改めて感じる時間になりました。
岸平さん、お忙しい中鎌倉にお越しいただき本当にありがとうございました!
次の美味しくて楽しいイベントを現在企画中♪♪
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