ロゼワインとは?その特徴や魅力を紹介
目次
なぜピンク色のワインを「ロゼワイン」と呼ぶの?
"ロゼワイン" という名前は、ワインの色合いに関連しています。ロゼワインとは、赤ワインと白ワインの中間的な色を持つワインのことを指します。
そして、"ロゼ" はフランス語で "ピンク" を意味します。この名前は、ワインが薄いピンク色から深い赤みを帯びたピンク色までさまざまな色合いを持つことに由来しているのですね。
この名前はフランス発祥の言葉であり、フランスはロゼワインの生産で特に有名です。しかし、世界中のさまざまな言語でロゼワインと呼ばれており、その色と風味の魅力を表現しています。
ロゼワインの製法
ロゼワインには、濃い赤みを帯びたピンクから、透明感のある薄いピンク色まで様々ありますが、それはロゼワインの製法も複数あるからです。ワインによっては裏ラベルに「〇×ブドウを~法によって」と記載があるので、気にして見てみると面白いかもしれません。当店で扱っている日本ワインを例に、製法の違いを説明していきます。
セニエ法
セニエ法(Saignée法)は、ロゼワインの製法の一つです。この方法は、赤ワインの製造中に一部のブドウ果汁を取り出し、それをロゼワインとして独立して仕立てる方法です。
ちなみにセニエとはフランス語で血抜きという意味です。一部の果汁を抜き取る作業を指してこのように命名されたそうです。
例えば下記はマスカットベーリーAという日本固有品種をセニエ法で仕立てたロゼワイン。
くらむぼんロゼ(くらむぼんワイン/山梨県)¥1,870(税込)
野生酵母で発酵しているので優しい、けど辛口で食事に合う◎万能です。
同じくセニエ法で、ヨーロッパ品種のメルローで仕立てたロゼワインはこちら。
メルロロゼ(ドメーヌコーセイ/長野県)¥2,800(税込)
華やかな香り、少しピリっとするくらいな極辛口、エレガントな味わい。
直接圧縮法
直接圧縮法は、原料は赤ワイン、製法は白ワインという作り方です。赤ワイン用の黒ブドウを、白ワインを作るときと似た製法(果皮や種は取り除き果汁のみを発酵)で作ることです。果皮と接している時間が短いため淡い色合いのロゼワインになります。混醸法
混醸法は黒ブドウと白ブドウを混ぜて発酵させる方法です。発酵後の赤ワインと白ワインを混ぜるのではなく、発酵前に黒ブドウと白ブドウを混ぜて果汁を取り発酵させます。そのため、赤ワインと白ワインの特徴を持ったロゼワインになります。
例えば下記のワイン。黒ブドウ(ピノ・ノワール)と白ブドウ(甲州とソーヴィニヨン・ブラン)を混ぜて発酵しています。
ヴーロゼ(旭洋酒/山梨県)¥2,550(税込)
スッキリとした辛口、黒ブドウの比率が高く、穏やかな苦みと旨味が食事に合います。
ロゼワインの味わいの特徴
ロゼワインは、果実の香りと軽快な酸味が特徴で、フルーティでドライな味わいが楽しめます。可愛らしい色合いから、甘口のイメージがあったり、味が想像できずに嫌煙されてしまいがちですが、ロゼワインはさまざまな場面に合う飲み物で、相性の良い食事の幅も広いのが特徴です。当店では、「食事に寄り添う」をコンセプトに、辛口のロゼワインを中心にお取扱いしております。是非いろいろと試してみてください♪どんなシチュエーションや料理でも受け止めてくれる懐の深さと、軽快でフルーティな美味しさのロゼワイン、きっとあなたも好きになるはずです!ロゼワイン一覧はこちら→