日本ワイン専門店が厳選する、母の日に母と飲みたい日本ワイン3選

 毎年5月の第二日曜日が母の日なので、2023年の母の日は514日の日曜日。例えば、母の日に花やモノをプレゼントするだけではなく、日本ワインを母と一緒に飲み交わす、というのはいかがでしょうか?

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母の日の起源は?なぜカーネーション?

 バレンタインにチョコレートを贈るという文化が、企業の広告戦略で定着した風習であるように、母の日も日本特有で、どこかの企業の広告戦略の成果なのかと思いました。しかし調べてみると、母の日というイベントは、世界的なイベントなのですね。世界各地に「母の日」というイベントはあるようで、日本の母の日はアメリカから伝わったようです。1905年5月9日、アメリカのフィラデルフィア州に住むアンナ・ジャービスが母の死をきっかけに、「生きている間にお母さんに感謝の気持ちを伝える機会を設けるべきだ」と働きかけたことが始まりとされています。アンナさんのお母様が好きだったカーネーションを祭壇に飾ったことから、母の日にカーネーションを贈る習慣が定着しています。日本では明治末期から大正にかけて、キリスト教会などで母の日が開かれる程度にしか普及しませんでしたが、1937年(昭和12年)森永製菓が「森永 母の日大会」と称しミルクキャラメルのキャンペーンを打ったことがきっかけで、全国的に母の日が定着したようです。

母になって私自身が思うこと

 自分が母親になってみて、改めて母親の大変さを実感しますし、心の底から感謝することが多くなりました。同時に、一人の母親としては、感謝のしるしとしてカーネーションや贈り物を子供からもらいたいわけではない、とも思います。母親としての私は、子供に見返りを求めてはいません。子供を大切にしたり、全力で子供の味方になってあげたいという気持ちは、感謝されたいからではなく、自分の中から自然と湧き出るものです。

 ですから、世間的に皆がそうしているからとカーネーションを贈るより、ただ一緒に喋って笑ったり、自分が楽しく生きている姿を見せたりすることが、何より母親の心を満たすでしょう。

先述したアンナさんも、自ら発案した「母の日」やカーネーションが、ビジネスのために利用されることを否定していたそうです。日本で母の日にミルクキャラメルを贈ることが習慣になっていないので、そうしたアンナさんの強い想いがきちんと日本にも伝わったのかもしれません。(毎年続けていた森永製菓のキャンペーンが、太平洋戦争を機に中止になったことにも原因があるかもしれません。)

母の日に母と飲み交わしたい日本ワイン

 ワインは独酒(1人で飲む酒)のイメージはあまりなく、やはり1本のワインを、人が集って飲むお酒です。母の日を機会に、母と、(なんなら父や兄弟も一緒に)、たまには美味しいワインを飲みながらゆっくり喋るだけで、お母さんって嬉しいはず。ワインは食べ物や花と違って長期間保管できるので、母親と離れて暮らす方は、次に帰省したタイミングで一緒に楽しむためのワインを贈っておくのも良いですね。ということで、母の日に母と飲み交わしたい日本ワイン3選ご紹介です。

🍷オススメ① アンシードルDRY (アンワイナリー/長野県)

このシードルのつくり手は女性。子育てを終え、第二の人生としてシードルづくり、ワインづくりに取り組む素敵な方です。「溌溂とした女性に飲んでほしい」という想いが込められています。さっぱりとした辛口のシードルで、お食事に合わせやすいリンゴの発泡酒です。

🍷オススメ② ピノグリ(ヴィラデストガーデンファーム&ワイナリー/長野県)

白ワインですが、ピノグリという品種から作られる黄金色のワイン。酸味が穏やかで、メロンや桃に近い香りが優雅な気持ちにさせてくれます。母と語らう時間のお供に最高です。

🍷オススメ③ キャンベルアーリードライ (都農ワイン/宮崎県)

とっても綺麗なピンク色のロゼ!フルーティでスッキリしたとても飲みやすいワインなので、普段はお酒をあまり飲まない、お酒が強くないというお母様でも楽しめます。


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