日本ワインでも増えてきた「オレンジワイン」とは?

最近よく見聞きする「オレンジワイン」。そもそも何のこと?を解説し、日本ワインの美味しいオレンジワインをご紹介します。

目次


オレンジワインとは?

みかんのワイン?と思いがちですが、オレンジワインは醸造方法によるワインの種類の名前です。
オレンジワインは、白ワイン用ブドウの皮や種と一緒に発酵させることで作られるワインです。果汁のみを発酵させる通常の白ワインよりも濃いオレンジ色となるためこのように呼ばれています。
収穫した白ワイン用ブドウを一定期間、果皮や種と共に発酵させることで、色素や風味成分を抽出。その結果、通常の白ワインと違うオレンジ色と独特な風味が生まれます。この独特の風味とテクスチャーが楽しめることで最近人気の種類です。

 

流行りのナチュラルワインとオレンジワインの関係

通常、白ワインは酸化防止剤の役目を持つタンニンを持たないため、赤ワインに比べると亜硫酸(酸化防止剤)が多めに必要です。
しかし、オレンジワインは皮と種が入っているため赤ワインと同じようにタンニンが含まれ、亜硫酸の添加を抑えたワイン造りが可能です。そのため、自然派ワインのつくり手たちに支持される作り方となっています。ナチュラルワインとして販売されるワインにオレンジワインを多く見かけるのはこの理由なんですね。
オレンジワインは大昔からジョージアで造られていて、近年のナチュラルワインの流行によって誕生した製法ではないそうです。

 

「醸し(マセラシオン)」とオレンジワインは同じもの?

日本ワインには、「醸し」と書かれた商品があります。「醸し(マセラシオン)」は発酵過程で果汁に果皮や種子を漬け込むことを指し、まさにオレンジワインの製法です。
「醸し発酵」「醸し」と書かれたワインは、発酵時に果汁に果皮や種子を漬け込んで、タンニンや色素を抽出しています。


👆「醸し」と書かれた日本ワインのラベル

 

オレンジワインの香りや味わいの特徴

オレンジワインには、通常の白ワインとは異なる魅力があります。香が華やかになり、しばしばスパイシーなニュアンスが絶妙に組み合わさります。
また、渋みやタンニンが加わり、複雑な味わいを楽しむことができます。

・オレンジワインが合う料理

オレンジワインは、その独特な風味とテクスチャーから、少々油っこい料理や味付けの濃い料理との相性が良く楽しめます。唐揚げやトンカツと相性抜群で、オレンジワインの持つスパイス感が引き立ちます。
また、アジア料理のスパイシーさやエスニック料理とも相性が良いです。大胆な風味が料理を引き立て、新たな味わいを堪能できます。


👆チキンナゲットとオレンジワインの組み合わせ、最高でした

 

日本ワインのおすすめオレンジワイン

日本ワインでもオレンジワインがたくさんあります。例えば下記のワイン。

醸し甲州(マルサン葡萄酒/山梨県)¥2,400(税込)
甲州という品種のオレンジワイン。旨い渋みとドライなのど越し。揚げ物には最高の組み合わせです。



ヌメロウノ
ヌメロウノ(レープリパブリック/山形県)¥4,400(税込)
デラウェアというぶどうを使ったオレンジワイン。
キュートなキャンディ香にオレンジピールやジャスミンティーの雰囲気。
みずみずしい感じと酸味に、ハーブのようなビター感が合わさり単調ではない味わいが飲むたびに楽しませてくれます。

 


セレンディピティ シャルドネオランジェ(奥野田葡萄酒醸造/山梨県)¥3,680(税込)
サラッとしていますが、樽熟成を経ているので、ビターな皮の渋みを感じるところが大人っぽい!
味の広がりや奥行きがあって、ゆったりとワインを楽しみたいときに飲みたい1本です。

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