食べるブドウからもワインが出来る?!生食用品種のワインについて

ブドウには約1500種類もの品種があると言われています。ワインをつくるときは、ワイン用ブドウ品種が使われることが多いですが、普段我々が食べている生食用品種からもワインが作られています。

目次


ワインに使われる生食用品種には何がある?それぞれのブドウの特徴について

ワインに使われる食用品種にはどんなものがあるのでしょうか?当店で扱っているワインを交えながら特徴をご紹介していきます。

▶デラウェア

昔よく給食に出た記憶のあるデラウェア。スーパーでも見かけますね。デラウェアを使用したワインは、瑞々しい甘さと爽やかな酸味が特徴。柑橘系の爽やかな香りが楽しめて飲みやすいものが多いです。
個人的には、甘くなく、辛口でドライな飲み口になるデラウェアのワインが食事に合うので好きです。


サン・スフル白(タケダワイナリー/山形県)¥2,640(税込)
微発泡ワイン。爽やかで辛口、スッキリとした味わい。


たこシャン(カタシモワイナリー/大阪府)¥2,900(税込)
微発泡ワイン。辛口で溌溂、力強さも感じるスパークリング。

▶巨峰

巨峰を使ったワインは、その独特の甘さとジューシーさが特徴。フルーティでありながら、華やかなマスカット風味も感じられます。バランスの良い酸味があり、柔らかな口当たり。何よりその赤紫色の色調が目を引き、場を華やかにしてくれますよね。
当店ではマスカットベーリーAと巨峰をブレンドした赤ワインの取扱いがございます。(オンラインショップでの販売はしていないので、店舗でお買い求めください。)


👆マスカットベーリーAと巨峰を使った赤ワイン

▶ナイアガラ

ナイアガラを使用したワインは、淡い色調とフルーティーな香りが特徴です。柑橘系や白桃のアロマが楽しめ、爽やかな酸味と甘さがバランス良く調和。ジューシーな味わいが口いっぱいに広がり、涼やかな余韻を残します。デザートワインや甘口ワインとして楽しむことが多いのですが、辛口ドライに仕上がっているナイアガラのワインが美味しく、当店ではそのようなワインを扱っています!


ナイアガラペンギンズリープ(楠わいなりー/長野県)¥1,650(税込)
ペンギンの跳躍(leap)という意味の商品名。軽やかでドライな白ワイン。


ゴールドスプラッシュ(楠わいなりー/長野県)¥2,300(税込)
こちらはスパークリング。スッキリとした辛口でどんな食事にも良く合います。

日本での生食用品種を使ったワインの歴史について

日本では長らく生食用品種として栽培されてきた品種が、ワイン用にも利用されるようになったのは比較的最近のことだそうです。
1990年代後半から2000年代にかけて、国内のワイナリーが生食用品種を活用してワインを生産する動きが見られるようになりました。特に、巨峰やシャインマスカットなどの品種を使用したワインが生産され、その独特の風味や甘さが評価されるようになりました。
生食用品種を使ったワインは、日本国内外で愛されるようになりつつあり、その個性的な味わいや香りがワイン愛好家に新たな体験を提供しています。ワイナリーが独自のアプローチで品種を活かし、個性豊かなワインを生み出す試みが続いているんですね。

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