ステーキに合う!おすすめ日本ワイン3選
牛のステーキ。毎日は食べたくはないですが、特別な日などにたまに食べたくなります。もちろん、毎日は食べたくない理由は、胃もたれするから、というのもありますが、やはり牛肉が豚肉や鶏肉に比べて高価だから。でも高いのには理由がありますよね。生まれてから30~40日で出荷される若鶏に比べ、牛は生まれてから出荷まで30カ月近くもかかるそうです。それだけ、生産者の方々が手間暇をかけたお肉であるということ。少し意識するだけで「いただきます」の気持ちも変わってきます。
日本ワインの良さの1つは、つくり手の方を身近に感じられること。全国のつくり手たちが、自然と向き合いながら全精力を注いでブドウを育て、年に1回のワインづくりに情熱を注ぎ続けて、私たちの元に届きます。当店では、ワインの背景にあるつくり手のストーリーを紹介しながらワインをご提案しています。(「ワイナリー紹介」ページ)
手間暇をかけて生育された牛肉をちょっと特別な気持ちで食べるときに、同じように、つくり手が我が子のようにして送り出した日本ワインを合わせて、素敵な時間を過ごすのも良いのではないでしょうか。
ステーキと言えば重たい赤ワイン!のイメージがありますが、正直、繊細な味わいの日本の赤ワインは、海外ワインのようなガツンと来る重たさはあまりありません。そんな中でも、比較的、味わいがしっかりした赤ワインや、ステーキを和風の味付けで食べるときに合わせたい日本ワインをご紹介していきます。
〇まずはスタンダードに、輸入牛を豪快に焼いたステーキを食す
たまにはガツンと肉を食らいましょう!という気分の時は、本場アメリカ産の骨付肉をそのままカットしたTボーン(サーロインとヒレの両方が付いてる)を買ってきて、塩コショウでしっかりと下味を付けたらガっと焼いてステーキに。合わせる日本ワインのオススメは、長野県塩尻市にあるドメーヌコーセイさんのメルロというブドウ品種の赤ワイン。最高級の樽を使ってしっかりと熟成させたメルロというブドウ品種のエレガントな赤ワイン。
〇塩コショウせずに焼いた和牛を、岩塩とワサビで食す
良いお肉を少しだけ。部位は程よく脂の乗った希少部位のイチボ(骨盤まわり)やミスジ(肩甲骨まわり)が良いでしょう。せっかく和牛を頂くのですから素材の味を活かすべく、塩とワサビで。このように食べる和牛に合わせる日本ワインのオススメは「樽で熟成させたふくよかな甲州ワイン」。例えば、この山梨県甲州市勝沼町にあるダイヤモンド酒造さんの「甲州樽発酵」。バニラのようなふくよかな樽の香りと、甲州ブドウの酸味が両立した白ワイン。酸がスッと脂を流してくれます。
〇肉汁に醤油+バターで食す
肉を焼いたあとに残った肉汁にバターを溶かし、醤油をじゅわっとフライパンに回しかけたソースをステーキに絡めて食べる。バター醤油って、美味しいですよね~!そんな味付けにオススメしたい日本ワインは、山梨県甲州市勝沼町に位置する、まるき葡萄酒さんの「ラフィーユ アッサンブラージュ」。醤油と相性の良い日本固有のブドウ品種「マスカット・ベーリーA」を、樽熟成させたヨーロッパ品種のブドウ(メルロー、ノートン)とブレンドすることで、しっかりとしてお肉に負けない赤ワインに仕上げています。