
【イベントレポート】ベルウッドヴィンヤード鈴木さんご来店!
先週4月26日(土)に、山形県上山市でワインづくりをされる「ベルウッドヴィンヤード」の鈴木さんにご来店いただきました!
当日は、ベルウッドさんの未発売のワイン含む7種類のグラスワインと、上山市から直送していただいた山菜を特別メニューとして提供。気に入ったワインは購入できるよう、ボトル販売ワインもたっぷり仕入れさせていただきました(未発売ワイン除く)。
ベルウッドさんご来店特別営業の様子や感想をレポートします✨
目次
山形県上山市への「地元愛」!
山形弁の訛りのある話し方で場の雰囲気を和らげていたのが印象的な鈴木さん。山形県の朝日町出身で、地元の老舗ワイナリー(朝日町ワイン)に就職し20年近くの経験を積み、2020年に自社ワイナリーを設立されました。ワイン用ぶどうを仕入れている契約農家さんも山形県上山市の地元の農家さん、ご家族も上山市出身だったりと、深く地元に根付きライフワークを確立していることがうかがえました。
*写真は上山市の山菜を使ったつまみプレート。山菜天ぷら、うどのきんぴら、うるいのお浸し。
ワイン産地として、いま注目の上山市
上山市では、ワインを核にした観光産業活性化に取り組む「かみのやまワインの郷プロジェクト事業」が存在し、積極的にワイナリーの誘致を行っているそうです。ベルウッドヴィンヤードはその第一号✨としてのワイナリー設立。鈴木さんに続き、最近では岡山県Domaine tettaや山形県グレープリパブリックなどで経験を積んだ醸造家たちが続々と上山市でワイナリー設立し、蒔いた種が実になりだしているそう(鈴木さん談)。上山市というワイン産地がこれから非常に面白そうだなと感じました!
芯の通った美味しさのワインと人柄
実はお酒をそんなに飲む方ではなく、ワインマニアから醸造家になったタイプではない鈴木さん。ですが、朝日町ワインで身に着けた技術をたくさん自身の引き出しに持っていて、ぶどうを「美味しいワインにする」ことに対する確かな自信を感じました。山形弁トーンで穏やかな話しぶりで、飲み手に合わせて易しくワインの紹介をしてくださる鈴木さんですが、発言ひとつひとつにはしっかりとした確信と、ブレない考えが伝わってきました。
いただいたワインは、親しみやすさがありつつもどれも芯が通った「漢(おとこ)」を感じる強さがあり、芯が強くブレない鈴木さんの人柄が表れたような味わいだと感じました。
ワインづくりは料理と同じ
鈴木さんの言葉で印象的だったものがあります。
『その年の気候環境によってブドウの出来も色々、温暖化に悩むこともある。でもどんなブドウができたとしても「美味しくする」のが醸造家の役割。美味しいワインをつくる目的のために何かを添加する必要があることもあり、それは料理で塩を入れて味を調えたりするのと同じ。』
農作物を育てる際、またはワインを作る際のこだわりは人それぞれですが、鈴木さんの考えは至ってシンプル。
コアなファンも初めましての方も♪
当日は一日を通して鈴木さんの和やかでフレンドリーな空気に包まれた楽しいイベントとなりました♪
ラベルに描かれる鈴木さんの自画像を見て「おじさん」と言った女子に鈴木さんが「お兄さん」と訂正して皆が爆笑したり、鎌倉のサーファーのおじさまが、鈴木さんに「日焼けしてますけどサーフィンするんですか?」「いえ畑作業焼けです、近所に海はありませんよ」と会話するなど、居合わせたお客様と鈴木さんの自然なコミュニケーションにより、ワインもかしこまりすぎずカジュアルに楽しんでもらえたかな?と思います。
当日ご来店された方のタイプも様々。鈴木さんのワインのファンが最新ラインナップを味わいにいらしたり、ベルウッドを知らずたまたま通りすがりで立ち寄られ、結果ベルウッドさんの赤ワインを5杯もおかわり、お土産にボトルのお持ち帰りもされたなんて方も(嬉しい!)
当店の小さなテーブルを囲んで、私たちの目指している ”つくり手と飲み手の感動の循環を生む”瞬間が垣間見れたような、そんな心温まる営業となりました。
鈴木さん、お忙しい中鎌倉までお越しいただき本当にありがとうございました!
ご参加された皆さま、楽しい時間をありがとうございました🍷
これからも当店では、つくり手と飲み手が一緒に会話し楽しめるイベントを企画していきます。
どなた様もお気軽にご参加ください♪

