渡り瀬ペティアン
渡り瀬ペティアン
渡り瀬ペティアン

ワタリセファーム(福岡県)

渡り瀬ペティアン

通常価格 3,630円(税込)
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【産地】

福岡県北九州市若松区

【品種】

メルロ、キャンベルアーリー、巨峰、ほか

【商品紹介】

味わい:辛口

ボディ:やや軽い

苺やアセロラなど赤い果実の香りに自然発酵による複雑味も感じるロゼの微発泡ワイン。爽やかな酸味と軽やかな香りを楽しんで。度数も10%、昼からぐびぐび系です。

ミートソーススパゲティ、トマトカプレーゼ

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福岡県

ワタリセファーム

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「欲張らない」農業でつくる美しいワイン

福岡空港から車で1時間と少し走り、北九州市若松区という場所にワタリセファームがあります。大型ショッピングセンターが立ち並ぶ幹線道路を抜けて、海沿いの道に入ると急に田んぼやキャベツ畑ばかりの景色になり、立ち並ぶ古い農家のうちの1軒がワタリセファームです。

代々受け継いだ農業というナリワイ

きっかけは玉村豊男さんの一冊の本

「長男だから」と藤田さんが農業を継いだのは20歳のとき。農家の後継ぎとして、農業を家業として成り立たせ続けていくには今のままではいけないと感じていた藤田さんは、この土地を活かして何か”製品”をつくりたいと思っていたそうです。そんなことを考えていた19歳の藤田さんが出会ったのが、ヴィラデストガーデンファーム&ワイナリー(長野県東御市)の設立者である玉村豊男さんの本でした。農業からワインという製品ができることを知り、ワインづくりを考えるようになったそうです。

研究熱心な藤田さんは、当時、長野県東御市でブドウ栽培とワインづくりに挑戦していたRue de Vin(長野県東御市)の小山さんのブログもずっと読んでいたそうです。

東御市でうごめくワインムーヴメントの始まりを北九州から見ていたある日、ヴィラデストのHPに、ヴィラデストガーデンファーム&ワイナリーと、Rue de Vin、はすみファームの3社からワインづくりを学べる勉強会が開催されると掲載されているのを発見します。参加条件は「東御市への移住」だったそうなのですが、ダメ元で問い合わせたところ、条件付きで参加できることになり、ここから藤田さんのワインの道が始まりました。

今では全国指折りの醸造家であるヴィラデストの小西さん、Rue de Vinの小山さん、はすみファームの蓮見さんという、名だたる醸造家たちに学び、北九州に帰ってきた藤田さん。

2013年に苗木を買って自分の畑にブドウを植えました。最初は醸造免許を持つ事業者に委託して醸造をしていましたが、自身が醸造免許を取得するため、北九州市をワイン特区として申請するよう自ら市役所と交渉し、見事に特区に認定されます。晴れて2018年に醸造免許を取得されました。

”無理のない”畑づくり

“欲張らない”から生まれる美しさ

誰もブドウを作っていない土地でワインづくりを始め、特区認定を取得し、すごい行動力の藤田さんですが、偉業を淡々とこなしているように見えるのは、藤田さんのテーマが「欲張らない」だからでしょうか。自然体で、無理なく。そんな姿勢が反映されるワタリセファームのワインは、非常に美しい味わいとブドウのエネルギーを感じるワインです。

初めて我が家で飲んだ夜の翌朝には、ワタリセファームの電話番号に電話をかけてしまったくらい「また飲みたい」と思わせるワイン。

今後はピノ・ノワール品種を植えて増やしていくそうで、ますますこれからが楽しみです。

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