岡山県

岡山ワインバレー

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旧保育園がワイナリーに生まれ変わる

地元の知恵を学び、テロワールを理解

山梨や長野ではなく岡山を選んだ理由を尋ねると、「山梨や長野だと(神奈川まで)帰れてしまう。退路を断つために遠くに行きたかった」と笑いながら話してくれました。

初心者だからこそ、確立されたブドウ栽培技術を学べる岡山を選んだとのこと。地元農家へのリスペクトを忘れず、行政や農家とのつながりを大切にしながら日々のワイン造りに取り組んでいます。

「地方で暮らしながら学ぶことは、“知る”のではなく“体得する”こと」と語る野波さん。例えば、自治体の側溝掃除をしていると砂鉄が出てきて、「なるほど、この土地には、たたら場が多かったのか」と地質を実感する。こうした経験を積み重ねながら、土地の特性を学び、栽培と醸造に活かしています。

自分の理想を押しつけるのではなく、環境に寄り添いながら試行錯誤を続ける野波さんの姿勢が、ワイン造りに反映されているのです。

石灰質の土壌が生むワインの個性

料理とワインが生む新たな可能性

野波さんが造るワインは、どれも果実味がしっかりと主張しながらも、キレのある味わいが特徴。特にシャルドネは力強い酸と豊かな果実味が調和し、飲む人を驚かせる美味しさ。

「料理とワインの個性がぶつかることで、新しい味わいが生まれるのが面白い」と語る野波さん。つくられるワインは単体で楽しむだけでなく、料理とのマリアージュによって新たな魅力を引き出す存在。

岡山の大地と、野波さんの柔軟な感性が生み出すワイン。その奥深い味わいを、ぜひ一度体験してみてください。