北海道
ニセコチーズ工房
変化を恐れず、
常に新しいチーズを生み出す
酪農のまんなか、十勝のチーズ工房
窓の外に広がるのは、見渡す限り続く地平線。水平線が続く、鎌倉の見慣れた景色とは真逆の光景です。
ドライブの道中、終わりの見えないその景色に、普段考えることのない「地球って大きいんだなぁ」という感想がふとわいてきます。
酪農王国・北海道で、チーズの聖地とも称される十勝地方。チーズ工房「NEEDS」は、100年以上の歴史を持つ新田牧場に隣接し、その新鮮な生乳を使ったチーズを作っています。
日々の暮らしに寄り添うチーズを目指して
NEEDSのチーズに込められているのは、
「いつものテーブルにチーズを」という想い。
子どもからお年寄りまで誰もが楽しめて、日々の暮らしの中で気負わず手に取れる、そんな毎日食べたくなるチーズを目指して作られています。
NEEDSのチーズは、ナチュラルチーズ。ナチュラルチーズは、ミルクの風味や個性を楽しめるのが魅力です。NEEDSが作るナチュラルチーズも、どれもミルクのおいしさを素直に感じられる、やさしく親しみやすい味わいです。
プロセスチーズも便利でおいしいけれど、ナチュラルチーズをもっと気軽に食べてもらいたい。そんなつくり手の想いがあります。
おいしさを支える現場の力
工房に入れていただく際には、髪の毛を帽子にしっかりと収め、手洗いの手順を教わり、全身を入念にコロコロ。準備をひとつひとつ整えていくうちに、私もこの清潔な工房の一部になっていく気がしました。
どの工房やワイナリーも清潔でしたが、一段と徹底されていて、衛生管理が隅々まで行き届いていました。これだけ徹底されているからこそ、品質に対する安心感もより一層強く感じられます。
何より驚いたのは、チーズづくりが想像以上に重労働だということ。湯気がもうもうと立ちこめる暑い作業場で、職人さんが大きな豆腐のようなチーズのもとを運んだり、ひとつひとつ丁寧に磨いたり。
工場と工房の中間のような印象で、機械に頼る部分もありながら、職人さんの手による作業も大切にされていました。
手間と時間のかかる工程を目の当たりにしてから、食べるときに職人さんたちの思いや努力がふと思い浮かび、チーズの見方が少し変わった気がします。
毎日食べたくなる、NEEDSらしいチーズ
看板商品「大地のほっぺ」は、もちもちとした食感の、まるでミルクのお餅のようなチーズ。
見た目はカマンベールに似ていますが、白カビではなく、表面にチーズ用の酵母をまとわせて熟成されています。酵母の香りはほんのり酒粕っぽく、どこか懐かしく、落ち着く香り。日本酒にも白ワインにもよく合いそうです。
クセは控えめながら、一度食べるとまた食べたくなる。まさに「クセがないのにクセになる」、NEEDSらしい日常に溶け込むおいしさが詰まったチーズです。
薄いベーコンで巻いて焼いたり、ホットプレートの真ん中に置いてとろけたところをチーズフォンデュのように楽しんだり、アヒージョに加えてみたり。
営業の松浦さんおすすめの食べ方は、どれも家族や友人と囲むにぎやかな食卓が目に浮かぶようで、そんなところからもNEEDSらしさが感じられます。
毎日の食卓がちょっと楽しくなる。
NEEDSのチーズはそんな存在です。